2026/3/20

建設業許可の種類(知事・大臣)とは?

建設業許可を取得しようと考えたときに、

「知事許可と大臣許可って何が違うの?」

と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。

名前だけ聞くと難しそうに感じますが、実はとてもシンプルな違いです。

建設業許可の種類である

「知事許可」

と

「大臣許可」

の違いについて、初心者の方にもわかりやすく解説します。

 

建設業許可には2つの種類がある

建設業許可は、大きく分けて次の2つがあります。

・都道府県知事許可

・国土交通大臣許可

この違いは、営業所の所在地によって決まります。

 

知事許可とは?

知事許可とは、1つの都道府県内にのみ営業所がある場合に取得する許可です。

例えば、

・埼玉県に本店のみがある

・東京都に1か所だけ営業所がある

このような場合は、都道府県知事許可になります。

多くの中小企業や個人事業主は、この知事許可に該当します。

 

大臣許可とは?

大臣許可とは、2つ以上の都道府県に営業所がある場合に必要になる許可です。

例えば、

・埼玉県に本店、東京都に営業所

・大阪と愛知に営業所がある

このように、複数の都道府県に営業所がある場合は、国土交通大臣許可を取得する必要があります。

 

「営業所」の考え方に注意

ここで重要なのが

「営業所」

という考え方です。

営業所とは、単に事務所があるだけでなく、契約の締結などの営業活動を行う拠点を指します。

例えば、

・現場だけある

・倉庫だけある

このような場合は、営業所とはみなされないことがあります。

逆に、契約業務を行っている拠点が複数ある場合は、大臣許可が必要になる可能性があります。

 

知事許可と大臣許可の違いまとめ

知事許可と大臣許可の違いをまとめると、次のとおりです。

 
<thead><th>区分</th><th>内容</th></thead>
知事許可1つの都道府県にのみ営業所
大臣許可複数の都道府県に営業所

 

つまり、営業所の数と場所がポイントになります。

 

工事を行う場所は関係ない

よくある誤解として、

「他県で工事をする場合は大臣許可が必要」

と思っている方がいます。

しかし、これは違います。

建設業許可は

「営業所の場所」

で判断されるため、

・営業所が1か所(埼玉)

・工事は全国で行う

この場合でも、知事許可で問題ありません。

 

費用と審査期間の違い

知事許可と大臣許可では、費用や審査期間にも違いがあります。

申請手数料

・知事許可:90,000円

・大臣許可:150,000円

審査期間

・知事許可:約30日〜45日

・大臣許可:約2〜3か月

大臣許可の方が、費用も時間も多くかかる傾向があります。

 

将来的に大臣許可になるケース

最初は知事許可でスタートし、事業が拡大して営業所が増えた場合、大臣許可に切り替えるケースもあります。

例えば、

・最初は埼玉のみ → 知事許可

・東京にも営業所を設置 → 大臣許可へ変更

このように、事業の成長に合わせて許可の種類が変わることもあります。

 

まとめ

建設業許可の

「知事許可」

と

「大臣許可」

の違いは、営業所の場所によって決まります。

・1つの都道府県のみ → 知事許可

・複数の都道府県 → 大臣許可

工事を行う場所ではなく、営業所の所在地が基準になる点が重要です。

これから建設業許可を取得する方は、自社の営業所の状況を確認し、どの許可が必要かを判断することが大切です。

建設業許可は、会社の信用を高め、事業の幅を広げる大きなステップになります。

 

是非、志木市の渡邉行政書士事務所にご相談ください。