2026/3/11

建設業許可の流れを完全解説

建設業を営んでいる方の中には、

「そろそろ建設業許可を取りたい」

と考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、建設業許可の申請は書類が多く、手続きの流れがわかりにくいと感じる方も少なくありません。

建設業許可を取得するまでの流れを、初めての方にもわかりやすく解説します。

これから申請を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

 

建設業許可とは?

建設業許可とは、一定以上の金額の工事を請け負うために必要な許可です。建設業法という法律によって定められています。

具体的には、次の金額以上の工事を請け負う場合に許可が必要になります。

・建築一式工事:1件1,500万円以上

・その他の建設工事:1件500万円以上

この金額を超える工事を請け負う場合は、建設業許可を取得しなければなりません。

 

建設業許可取得までの全体の流れ

建設業許可は、次のような流れで取得します。

  1. 許可の種類を決める

  2. 要件を確認する

  3. 必要書類を準備する

  4. 申請書を作成する

  5. 行政へ申請する

  6. 審査を受ける

  7. 許可通知を受ける

それぞれのステップについて詳しく見ていきます。

 

① 許可の種類を決める

まず最初に、自社がどの許可を申請するのかを決めます。

主な分類は次のとおりです。

知事許可・大臣許可

 

・知事許可:営業所が1つの都道府県だけ

 

・大臣許可:複数の都道府県に営業所がある

 

多くの会社は知事許可になります。

 

一般建設業・特定建設業

 

・一般建設業:通常の工事

 

・特定建設業:大規模工事の元請

 

初めて許可を取る場合は、一般建設業がほとんどです。

 

② 許可要件の確認

建設業許可を取得するためには、いくつかの条件を満たす必要があります。

主な条件は次の5つです。

・経営業務の管理責任者

・専任技術者

・財産的基礎

・誠実性

・欠格要件に該当しないこと

この条件を満たしているかを、まず確認します。

 

③ 必要書類の準備

建設業許可では、多くの書類を提出する必要があります。

主な書類は次のようなものです。

・建設業許可申請書

・工事経歴書

・経営業務管理責任者の証明書類

・専任技術者の証明書類

・登記事項証明書

・納税証明書

・身分証明書

・残高証明書

 

これらの書類を準備するのが、申請の中で一番時間がかかる部分です。

 

④ 申請書の作成

必要書類が揃ったら、申請書を作成します。建設業許可の申請書は、決められた様式があります。

記入する内容には、

・会社の情報

・役員情報

・営業所情報

・工事内容

などが含まれます。

 

書類に不備があると、補正(修正)が必要になることもあります。

 

⑤ 行政へ申請

書類が完成したら、都道府県の担当窓口へ申請します。多くの場合、県庁や土木事務所が窓口になります。

申請時には手数料を支払います。

知事許可の場合

 

90,000円

 

⑥ 行政による審査

 

申請後は、行政による審査が行われます。

審査では次のような点が確認されます。

・申請内容に誤りがないか

・許可要件を満たしているか

・提出書類が正しいか

 

審査期間は、通常約30日〜45日程度です。

 

⑦ 建設業許可の取得

 

審査が完了すると、建設業許可が下り、許可通知書が発行されます。

これにより、正式に建設業許可業者として営業することができます。

許可の有効期間は5年間です。

期限が近づいたら更新手続きが必要になります。

 

建設業許可取得のメリット

 

建設業許可を取得すると、次のようなメリットがあります。

・500万円以上の工事を受注できる

・元請企業からの信用が高まる

・公共工事への参加が可能になる

・会社の信頼性が上がる

 

建設業許可は、事業を拡大するための大きなステップになります。

 

まとめ

建設業許可の申請は、次の流れで進みます。

  1. 許可の種類を決める

  2. 要件を確認する

  3. 必要書類を準備する

  4. 申請書を作成する

  5. 行政へ申請する

  6. 審査を受ける

  7. 許可取得

 

最初は難しく感じるかもしれませんが、流れを理解して準備を進めればスムーズに申請することができます。

建設業許可は、会社の信用を高め、仕事の幅を広げる重要な制度です。

これから事業を成長させたいと考えている方は、建設業許可の取得を検討してみてください。

 

是非、志木市の渡邉行政書士事務所にご相談ください。