2026/3/3

許可取得後に必要な決算変更届とは?

建設業許可を取得した後、多くの事業者が

これで終わり」

と思ってしまいがちですが、実は許可取得後にも重要な手続きがあります。

その代表的なものが

「決算変更届(事業年度終了届)」

です。

これは、毎事業年度が終了するたびに提出しなければならない法定の届出であり、許可を維持するうえで欠かせない義務の一つです。

決算変更届とは、

「会社や個人事業主の決算内容や工事実績、財務状況などを行政に報告するための書類」

です。

提出先は、許可を受けている

「都道府県」

または

「国土交通大臣」

で、原則として

「事業年度終了後4か月以内」

に提出する必要があります。

この期限を過ぎても罰金がすぐに科されるわけではありませんが、未提出の状態が続くと更新申請や業種追加申請ができなくなるなど、大きな支障が出る可能性があります。

決算変更届の主な内容には、

「工事経歴書」

「直前3年の各事業年度における工事施工金額」

「財務諸表(貸借対照表や損益計算書など)」

が含まれます。

これらの書類により、行政はその会社が適切に経営されているか、許可を維持する要件を満たしているかを確認します。

特に

「工事経歴書」

は、どのような工事を行っているかを示す重要な資料であり、今後の業種追加や経営事項審査にも影響する大切な情報となります。

また、決算変更届は単なる義務ではなく、自社の経営状況を整理する良い機会でもあります。

売上の推移や利益状況、工事の内容を見直すことで、今後の経営方針を考える材料にもなります。

日頃から請求書や契約書、工事台帳などを整理しておくことで、スムーズに作成・提出することができます。

建設業許可は、取得して終わりではなく、維持していくことが大切です。

決算変更届を毎年きちんと提出することは、信頼できる建設業者として活動を続けるための基本です。

許可を長く活用するためにも、期限を守り、確実に手続きを行いましょう。